「新築を検討したいけれど転勤が心配で…」
「将来は実家に戻るかもしれないので家を建ててもその後のことが不安だし…」
「子どもが独立して家が余ってしまった…」
そんな時、せっかくの持ち家をどうすればいいのか悩む方は多いのではないでしょうか。
そんな“空き家の不安”を解消してくれるのが、
一般社団法人移住・住みかえ支援機構(JTI)が運営する「マイホーム借り上げ制度」です。

マイホーム借り上げ制度とは
この制度は、JTIが空き家となっているマイホームを借り上げ、住宅が賃貸可能な状態である限りは終身にわたってマイホームを預かる、という制度です。
契約中は空き室でも賃料をお支払いするので、安定した収入になります。国の基金が設定された、安心・安全の制度です。
オーナーは入居者との契約や家賃のやり取りを直接行う必要がなく、JTIが入居者募集から管理、賃料保証までを一括で対応します。

こんな方におすすめ
- 転勤や単身赴任で一時的に家を空ける予定がある
- 親と同居し、今の家が空き家になる
- 子どもが独立し、使っていない住宅を活かしたい
- 売るのはもったいないけれど、管理が大変で困っている

制度をご利用できる方
「マイホーム借上げ制度」を利用するには、JTIの定める耐震強度を備えた、日本国内にある住宅をお持ちである必要があります。
年齢の条件
50歳以上の方 …家の条件※を満たしていればどなたでもご利用いただけます
50歳未満の方…家の条件※に加え、以下の条件に該当する方
・「かせるストック」の認定を受けている住宅をお持ちの方
・相続や生前贈与により取得した家をお持ちの方
・転勤・転職、海外赴任で住みかえをなさる方
・以下のような事情で住みかえが必要な方
○ 家族の介護・支援、病気療養
○ 家族状況の変化(結婚、子供が増えた、家族が亡くなった、離婚等)
・定期借地上の家
・その他、アパートのように事業目的でない住宅で、現状人の住んでいない物件をお持ちの方
・急な減収等で住宅ローンの返済が厳しくなっている方(金融機関への相談が必要です)
※家の条件とは?
・オーナーさまが単独所有、または共同所有する、日本国内にある住宅であること。
・建築確認の日付が1981年5月31日以前の場合、耐震診断の上必要に応じて補強工事を行うこと。
・借上げ申込後にJTI所定の建物診断を実施し、重大な劣化がある場合には補修を行うこと。
・居住用の住宅であること。※1
※1:一戸建て、共同建て(タウンハウスなど)、マンション等、当初から賃貸事業のために建
てられたものは不可。共同所有の場合は、共有者全員の承諾が必要です。

「かせるストック」とは?
マイホーム借り上げ制度を利用するには、住宅が一定の基準を満たしている必要があります。
その証明となるのが 「かせるストック(JTI認定)」 です。
新しく家を建てる場合、下記項目にご注意下さい
- JTI協賛企業の家であるか
- 安心・安全な住まいを建てる
下記(1)か(2)、いずれかの条件を備えた家である必要があります。
(1)「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく住宅性能表示(新築 住宅)を取得
し、以下の3条件を満たすこと
・劣化対策等級:3等級
・維持管理対策等級:3等級
・耐震等級:2等級以上
(2)認定長期優良住宅であること
- メーカーに申請の上、証明書を取得
メーカーに申請し、証明書の発行を行う必要がある。

まとめ
マイホーム借り上げ制度は、「空き家の管理や賃貸経営が不安」という持ち家オーナーの悩みを解消する画期的な仕組みです。
そして、かせるストック証明書を取得しておくことで、将来の安心と選択肢を確保できます。
マイホームは「住む」だけでなく、「貸す」「活かす」時代へ。
長野市でこの制度を検討したい、利用したい、という方は是非弊社にお声をおかけください。
持ち家を資産として上手に運用する第一歩として、ぜひこの制度をチェックしてみてください。